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技術士一次試験のページ

技術士一次(電気電子部門)の受験体験記や勉強方法を書いてます。

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基本的にはブログ「資格マニアと*ist DSの関係」の内容を再掲しています。


目次

技術士一次の受験体験記(電気電子部門)

試験の概要
試験の私見
受験会場と結果
まとめ

ボクが平成18年度に受験・合格した技術士一次試験の受験体験記です。
技術士になりたい人は読まないほうが良いです!!
帰れ!!!

 

技術士一次試験で使用した参考書

ボクが技術士一次試験のために買った参考書です。
買わなくていいものまで買ってますので、他山の石としてください!

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技術士一次の受験体験記

はじめに

平成18年に受験したときに感じた印象で記載しています。
受験当時、電験1種、伝送交換主任、一陸技、ソフトウエア開発技術者、公害防止管理者(水質、大気、騒音、振動)などの資格を所持していたため関連する知識を有していたと思ってください。
人によっては全く異なった印象を受けると思います。

 

試験の概要

技術士一次試験は文字通り、技術士の一次試験であり、一次試験→二次試験→面接→技術士合格となる、第一段階である。
しかし、一次試験に受かると、すぐに二次試験を受けられる、というわけではない。
一次試験合格後、4年間の実務経験を以って初めて二次試験を受験する資格が得られる。
随分と気の長い話である。

ただし、一次試験に合格しなくても、7年間の実務経験があれば二次試験を受けられるという制度であるから、一次試験を受ければ試験資格取得までの期間を短縮できるという点ではメリットではある。
ただし、実務経験は「優秀な指導者の下で」というよく分らない条件が必要である。誰がどうやってその条件を判定するのだろう??

また、一次試験に合格後登録することにより、「技術士補」を名乗ることができる。
ただし、またもや条件があって、登録には補佐すべき技術士をどこかからでっち上げなくてはならないらしい。
単純に一次試験に受かっただけでは、実質的に何もメリットがないといっても過言ではないな。

二次試験には一次試験とは別途に受験料が必要だったり、技術士補・技術士の登録には結構なお金が必要だったり、技術士の斡旋を頼む必要があったり…。
なにやら利権の匂いがぷんぷんする。
世間的には技術士という資格は全く無名だし、業務独占資格でもないくせに…。
試験制度の見直しというより、技術士の存在意義自体を見直すべき時代ではないか?

そんな感じで技術士制度にはあんまりいい印象がないようです > ボク。

 

試験の私見

受験科目は、基礎、適性、共通、専門の4科目。
このうち共通科目は大卒や電験の資格で免除されるため、残りの3科目のみを受験すればよい。

基礎科目は幅広い分野から出題されるが、5問中3問を選択すればよいので、自分の得意分野を選べばよい。

適性科目は人によって判断の分かれる問題が存在するが(絶対的な正解がない場合がある)、常識的な倫理観&国語力の持ち主であれば、まず合格点を得られる。

専門科目(電気電子)は、35問中25問を選ぶが、電験一次試験レベル程度の問題だと感じられる。
電気の基礎がちゃんと分っていれば問題ない。

解答方式はマークシート方式(5択)と受験生に有利である上に、合格基準が50%以上という驚くべき低水準である。
半分当たって、半分外れても合格できるという試験ってすごい。

得意分野を選べること、常識で解ける問題が多いこと、マークシート式であること、合格水準が低いことを考え合わせると、一次試験はまさに楽勝であるとしか言えない。
これほどまでに合格基準が甘い試験は他に知らない。

私がこれまでに受けた資格の中で一番楽だったのは第3級陸上特殊無線技師だったが、技術士一次試験はさらに簡単に感じた。
その割に電気電子部門の合格率が20%程度と低いのは…やっぱり技術士を取ろうとする受験生層がアレなのかな…。

 

受験会場と結果

どこかの大学で受験した気がする。金沢星陵大学?←覚えていない
職場の若い子が同じ教室で受けててびっくりした。
この子は工事担任者試験のときも一緒になったし、先日は電験1種も取っていたし、なかなか熱心ですよ!

試験時間中、斜め後ろのDQNが、わざと大きな音をたててゲップしてたのが気持ち悪かった。
蹴っ飛ばそうと思ったけど足が届かないのでやめた。
こういうやつを見ると、技術士の受験層って相当レベルが低いんだなと思われるので、さっさと退場にしていただきたい。

なんだかんだで合格しました。
まあ、受ける前から分かってたことだけど!

 

まとめ

・技術士になるには2回受験料を払わなきゃだめ
・技術士補に登録するには技術士の承認が必要
・登録料は2万円取られる
・うちの会社から祝い金をもらうには技術士補に登録しなきゃだめ
・金かかってしょうがねえな
・だから僕は技術士試験制度がきらい
・この記事は受験体験記なのか技術士制度の批判なのかただの愚痴なのか分らない

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技術士一次試験で使用した参考書

「技術士第一次試験電気電子部門択一式問題150選」 福田遵著 日刊工業新聞社 ←オススメ

専門科目の本。
とりあえずどんな問題が出題されるかを知るためにざっと目を通した。
分かる問題は一生懸命解いて、わかんない問題は飛ばして読んでみたところ、結構分る問題が多かった。
5割が合格ラインなので、勉強しなくても受かるなという結論に達した。

んー、一次試験の専門って、35問中25問を選択して解答、しかも5択式、合格点は50点と言うのは余りにも甘い試験だと思う。
5択式だから完全に運任せて答えても20点取れます。
実力で取る必要があるのは残りたったの30点。
しかもその30点は35問の中から分りそうな25問だけを選べばいいのだから、0.3×25÷35=0.21、つまり全体の問題の中で2割程度しか分らなくても合格できるんですよ!
さらに基礎科目で6割取れていれば、専門は40点取れればいいという滅茶苦茶さ。
1割ちょっと分れば合格!!
ほとんど試験する必要を感じられないほどの簡単さだなあ。

結論:どんな問題が出るか知るにはよい本。

 

「2006年度技術士一次試験 基礎・適性科目完全解答」オーム社 ←オススメ

基礎科目と適性科目の本。
5年分の過去問と解説。
結構分りやすく書かれていると思う。…あんまり読んでないけど。
結局1年分しか読んでない。

過去問を読んだ結果、適性科目は勉強する必要はないことが判明した。
常識的にその場で考えて選べば十分に合格ラインに達する。
逆にどれだけがんばって勉強しても満点を取ることは無理らしい。
倫理というのは人によって受け取り方が違うものだし、人の数だけ正解があるのさ。って感じです。

基礎科目はなんとなく勉強しなくても合格ラインに達する程度の問題でした。
高得点を取ろうとすると、出題範囲が余りにも広いので、とても勉強する時間と気力は持てません。
というよりもこの本を手に取ったのが、試験の1週間前だったので、もとより時間はなかったし。
結局、基礎・適性科目は勉強しないという方針を決めた1冊。

結論:どんな問題が出るか知るにはよい本。勉強する必要がないと分って安心できる。

 

「2005年版技術士一次試験の傾向と対策 基礎・適性科目編」オーム社

たしか試験を受けるにあたってアマゾンで技術士の参考書を探していて、おすすめに出ていたので購入した記憶がある。
技術士ってなにかについて書いてあるだけで、ぺらぺらに薄い本です。
これだけじゃどんな問題が出るのか対策できません!
やばい!と思ってほかの本を購入しました。
まあ、結果対策する必要がなかったのですが。

結論:非常に強くお勧めしない。これを買う金があるなら回転寿司に行きたい。

 

「技術士第一次第二次試験電気電子部門受験必須テキスト」 福田遵著 日刊工業新聞社

専門科目の本。
途中まで読んだ。
発電分野から記載されていて、その辺は良く分ってるのでもういいやと思ってやめちゃった。
後ろのほうにいろいろ書いてあるんじゃないかなあ。
ただし、かなり薄い本なので、ポイントポイントの確認程度に使うべき本だと思う。

結論:すでに電気の知識がある人の復習用。知識がない人はもっと詳しい本が必要。

 

 

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ボクが技術士一次試験受験で使った参考書です。


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