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目次

データベースの受験体験記

概要
テクニカルエンジニア(データベース)って?
受験のきっかけ
参考書
勉強方法
受験当日の思い出
結果
テクニカルエンジニア(データベース)の感想

ボクは情報処理試験の中では、初級システムアドミニストレータ、基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、テクニカルエンジニア(データベース)の4つを持っています。
今回は、これらの中で最も高度な試験である、テクニカルエンジニア(データベース)の受験体験記を書きます。

 

データベースで使用した参考書

ボクがテクニカルエンジニア(データベース)試験のために使った参考書です。

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データベースの受験体験記

概要

平成19年2月19日:受験申込
平成19年4月15日:受験
→なんとなく合格していた。

まあ、こんな感じです。
情報処理試験は年2回開催されますが、データベースは春季のみですので、年に1回しか受験できません。
ってことで、この受験&合格体験記は来春受験される方は必見ですよ!?もしかしたら。

 

テクニカルエンジニア(データベース)って?

独立行政法人情報処理推進機構が実施する情報処理試験の中のひとつ。
情報資源及びデータベースを計画・設計・構築・運用・管理する業務に従事し、次の役割を果たす。
データ管理者として、情報システム全体のデータ資源を管理する。
・・・・
あー、書くのめんどくさくなった。
とにかく、データベースのスペシャリストってことなんですよね?きっと。

試験は4月の第3日曜日に実施されます。
午前、午後I、午後IIの3つに分かれていて、9:30〜16:10まで試験時間があるというボリューム満点さ。
午前はマークシート、午後は筆記となっています。
午前、午後Iは足きり問題で、それぞれが合格基準点に達していなければ、次の問題は採点すらしてくれません。
合格率は10%未満と、非常に低くなっています。

ちなみに情報処理試験は受験率(受験者数÷応募者数)がやたらと低く、6割程度です。
いかにも会社から無理やり受験させられている感が出ています。
ただし、合格率は受験者数で計算していますので、合格率10%はやっぱり低いわけです。

 

受験のきっかけ

うすうす感づいていましたが、どうやらボクは資格マニアらしいです。
だから会社の業務とは無関係な情報処理試験だって受けちゃう!
とはいっても、データベースの業務経験なんて全くございません。
それにデータベースの合格率はやたらと低いので、難しそうだ…。

ということで受けるだけ無駄だなあという雰囲気でしたが、シカクロードの鈴木氏はボクと同じくデータベースの経験はないにも関わらず合格に後一歩のところまで来たというじゃあないですか!
むう、じゃあボクでも頑張れば受かる試験じゃないでしょうか!?

そう思いついたのが、受験申込の締め切り直前の2月19日。
早速インターネットで受験申込!
情報処理は申し込み、受験料払い込み、合格発表が全てインターネットで出来るので便利!

受験日は4月15日だったので、受験準備期間は2ヶ月きっていました。

 

参考書

もともとソフトウェア開発技術者資格を持っていたことから、データベースの基本はある程度分かっていた気でいました。
が、SQLの詳しい文法とか正規化の意味、E-R図とかって全く分かっていませんでした。
その代わり、午前問題のうちデータベースに関しない問題は、十分解ける自信はありました。

そこでボクが選んだ参考書はコレ↓

2007年度【データベース】 日本経済新聞社

こいつは、テキストと問題集が合体した本です。

午前問題対策としてはデータベースに関したものが解説されています。
データーベース以外については解説されていませんが、3年分の過去問が掲載されているので、ボクには十分でした。

午後I問題対策は非常に詳しく解説されています。
ものすごく理論的に解説が展開していくので、一つ一つ文章を追っていくと、正しい解法を身につけることが出来ます。
でも解説が多すぎて読む気にならないかも?

午後IIは過去問を細かく解説します。
問題文自体が非常に長い上に、解説も非常に長いので相当骨が折れるところです。

ボクはこの参考書1冊のみを受験勉強に使いました。
過去問は少なくとも1回はちゃんとノートに手書きして解きました。
解説は分からない部分や忘れた部分については何度も読み直しました。

 

勉強方法

参考書は読むだけではダメです。
解答を自分の手で書き下すことが大切です。
主キーと外部キーが合わさったらどんな線を引いたら良いのか?
キーの名称はどのように名づければよいのか?
リレーションの矢印は何本書くのか?
とか、まあ、自分で書いてみたら初めて分かる、自分で書いた答えと解答が違っていたことで気づく、とかありますよ。

参考書を始めから順番にやっていきました。
うまい具合に出来ている参考書なので、午前問題ならば順番に読んでいけば理解できるように出来てます。

午後I問題は少々難解ですが、毎回同じ傾向の問題が出題されており、慣れてしまえば楽勝で解けてしまえそうな雰囲気でした。

午後IIは当初はとても解ける気がせず、部分点狙いしかないというカンジでしたが、繰り返し解いているとなんとなく実力で解ける気がしてきます。
まあ、単純に問題と解答を暗記しちゃっているだけって言う気もしますが。

というカンジですが、何しろ受験まで2ヶ月を切った状態でスタートしたので勉強時間には余裕がありませんでした。
勉強時間をなるべく取ろうとスキマ時間を活用しました。
朝出勤してから始業時間までの10分程度とか、昼食後の休み時間とかになるべく参考書に目を通すようにしました。

週末は全て勉強にあてる!というのはやる気の問題で無理ですけど、なるべく集中して勉強するためにわざわざ図書館まで行って勉強するようにしました。
どうも実家にいると勉強する気が起きませんが、図書館に行くとなんとなくやる気が出てきます。
腹が減ってうちに帰ってご飯を食べちゃうと、もう図書館に戻る気力がなくなってしまって、戦国無双で武将を切り始めちゃったりしてました。

あ、勉強している間は、iriver T60shure E2Cで音楽を聴いてます。
アニソンだったりクラシックだったり伊集院光だったり…。
周囲の雑音をシャットアウトするのは集中力を高めるのに良いです。
しかもイヤホンのshure E2Cはカナル型というか耳栓型なので、遮音効果が大きくてよろしいです。
周囲の音が聞こえなくなる分、プレイヤーの音量を上げる必要がないので耳にも優しいです。
ってことで
カナル型イヤホンは受験勉強にオススメです。

 

受験当日の思い出

えーと、受験地はどこだっけ?
富山大学は…エネ管だな…。
あ、金沢高校だった。たぶん。
まあ、半年前の記憶ってそんなカンジです。

近くのジャスコだかなにかの駐車場に勝手にクルマを停めて受験したぜ!
金沢高校まで歩いて3分ぐらいですよ!
金沢高校はアレだ。土足禁止なのでちゃんと内履きを持っていかないと靴下で歩き回らなくちゃいけないから注意!
あと、運動部が強いので、いろんな優勝旗が飾ってあるのが見所。

受験生は若い男が主だった気がする。
ぽつぽつと女性がいましたね。
特筆すべきは受験率の低さ!
空席が半分近く占めています。
受験率6割の情報処理試験らしい光景です。
午前問題で力尽きた受験生が帰っちゃうので午後はもっと減ります。
さらに午後Iであきらめちゃう人もいるので最後まで受験するのは4割ぐらい??

試験問題の印象だと、午前問題はたいした感想はなく、なんとなく受かっているだろうなってレベル。
所詮は足きり問題ですよ!

午後Iはコレまでの出題傾向から外れまくっていて相当難関でした。
いつもの問題傾向なら楽勝という気持ちで受けていたので、さらにショックが大きかったです。
何しろ3問/1時間30分の試験時間に対して、1問目で50分も消費した上に解け切れなかったし。
残り2問を超速攻で適当に片付けちゃいました。
正直半分も出来ていないかもって雰囲気。
それでもデータベースの合格基準は相対的なものなので、ここであきらめるという選択肢はありえない

と思いつつも午後Iの出来の悪さに落胆しつつ、かつ長丁場での疲れを感じながら午後IIを受験。
問題2を選び、大量にリレーションを書きまくって合っているのやらどうやら訳が分からなくなってました。
全く見直す暇もなく試験時間が終了。
割と筋が通った解答が出来たとは思うけど、自信なし。
やっぱり部分点に期待するしか…。

 

結果

午前問題の解答発表は試験当日にありました。
センターめ、やりおるわい。
自己採点結果、47/55ってことで受かっているだろうなというところ。

合格発表は2ヵ月後のインターネットで、

午前試験のスコアは、715点です。
午後I試験のスコアは、645点です。
午後II試験のスコアは、615点です。

ということで、奇跡的に受かっていました。
午後IIはやばめでした。

 

テクニカルエンジニア(データベース)の感想

合格率が8%程度と大変低く、問題も難解であることから、非常に難しい試験に思えます。
が、実際それほど合格するのは難しいわけではないかもしれません。

まず実質的な合格率はもう少し高いです。
というのも、情報処理試験特有の現象として、やる気がない受験生が多くを占めているということが挙げられます。
きっと会社命令で嫌々受験させられている人が多いのでしょう。
受験率が6割しかないというのも、それを示唆しています。
つまり、受験申込だけは会社で強制させられちゃうけど、受験はしないよって言う人たちが4割を占めているわけです。

ならば、残りの6割はやる気に満ちているかといえば、そんなことはないでしょう。
相当な割合の人達が、せっかくだからとりあえず受験だけはしておこうかなという程度でしょう。
そういう人達はもちろん受験勉強なんてしていません。
やったとしても前日に参考書をぺらっと開いてみる程度でしょう。
まず受からない層の人たちです。
どうだろう?受験生の半分ぐらいはそういった層じゃないかなあ?

また、午前問題だけ受けて帰る人、午後Iで帰る人などは、100%不合格になります。
単純に午後IIまで全て受験する人の合格率はそれだけで8%よりも大きくなります。

最終的には実質的合格率は20%を超えると思うんだけど、どうかなあ?
なんにせよ、やる気を持ったアナタが受験する分には、合格率8%という数字に恐れる理由はありません。

また、午後問題は相当難解です。
が、満点を取る必要はありません。
基本的には平均点を少し超えれば合格できるシステムになっています。
アナタにとって難解な問題は他の受験生にとっても同様に難解です。
ならばちゃんと勉強してきたアナタの方が高い点数を取れるのは自明です。
問題の難しさにくじける必要はありません

とまあ、合格点ギリギリで受かったボクが偉そうに書いているわけです。
勝てば官軍なのです!

 

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使用した参考書

「2007年度【データベース】完全教本」 日本経済新聞社 ←オススメ

ボクはコレ一冊で受かりました。
なんかいろいろ感心する本です。
うまく出来てる。
書いてるヤツすげー。
あ、←リンクは最新版の2008年度にしてあります。

結論:おすすめ。受かりたいなら買うべき。

 

「はじめて学ぶ人のための標準データベース講座:基礎編 データベース村へ、ようこそ」弓場秀樹著 翔泳社 ←オススメ

正確にはソフトウェア開発技術者試験のときに使いました。データベースの基礎が分からないよーという人には圧倒的にオススメ。
ひたすら分かりやすい本です。
かわいい絵ですよ。

結論:データベースが全然わかんない人におすすめ。知ってる人には無駄。


 

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ボクがテクニカルエンジニア(データベース)試験で使った参考書です。


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